ゴルフスイングラボ

第5章 【お勧めの練習法】

1. 往復素振り
スイングを安定させて、確実にまっすぐあてるようにするには、アイアンマットの上を軽くかするように往復素振りするのが一番です。
1日10分でも良いから、6番アンアンあたりで(6であたらなければ7でも良いです。)、毎日アイアンマットの上を軽くかするように往復素振りを続けると、ミート率がものすごく上がります。
やりかたとしては、バックスイングした位置から、振り切って、その位置からまたバックススイングの位置まで戻してと言うのをぶらーんぶらーんとスムーズにできるまで続けて、だんだん早くも振れるようにします。それでなめらかに左右に振れるようになってから、ボールを打つと良いです。
往復素振りでは、一枚のプレーン上の軌道を描くように振ってください。
アイアンで往復素振りがスムーズにできるようになったら、ドライバーでも往復素振りをします。

気をつけること
頭は上下動はしていけないけれど若干の左右動はしても良いと思ってください。
でも、素振りしている時は、足を踏ん張った状態で、頭は固定で良いかもしれません。
往復素振りしているうちに、バックスイングの時にしっかり右足に体重を載せて、フォローでは左足を蹴り返すような感じで踏ん張ると、ヘッドが加速します。

頭がよく、上下動する時は、ボールを下眼づかいで見るように気をつけると頭が上下しにくくなります。
それと、体重の位置は、クラブを振ると重心が前に移動するので、最初から前気味で構えていると前につんのめりやすくなります。よって、重心の位置は、土踏まずの若干かかと寄りの位置ぐらいで構えてこれで当たるように素振りしてください。

この素振りで練習したところ、ショートホールをドライバーで打っていた女性が、コースで190ヤード近くドライバーか飛ぶようになって、140ぐらいのスコアだったのが、120ぐらいに縮まったというのがあります。

コースに出た時は、左足下がり、右足下がりと重心位置が変わるとボールに当たらなくなります。その場所でまず素振りをして見て、普通に振ってクラブの最下点がどこに来るかを見て、その位置にボールが来るように立てば、確実にボールに当たります。

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2. 6番アイアンでのハーフショット

これは、レッスンプロで有名な坂田信弘プロの練習法です。
これも素振りで良いです。
まず、クラブが、地面と平行になる程度のバックスイングから、振ります。
腕が使えないので、腰の回転をうまく使わないと、クラブが振れません。
これで、下半身を使ったクラブの振り方が学べます。

3. アイアンマットで素振り練習

ドライバーの精度を出すためには、アイアンマットで素振り練習をする。
1日5分でも良い。アイアンマットの上でドライバーがマットの表面をかすかにこするように打てるように1月ぐらい素振りを繰り返すと、軌道が安定し、ミート率が高まります。

4. 腰が右にスウェイする癖を直す方法

バックスイングではクラブを90°回転させるため、体を90°回転させる必要があります。
よっぽど、体の柔らかい人を除いて、腰を回転させないで上体だけで90°回転させるのはまず無理でしょう。
腰の回転と肩の回転の合計で90°回転させられれば良いと思います。
すなわち、腰の回転45°+肩の回転45°で90°クラブを回転させられます。
腰の回転45°ができていれば、腰が右側にスウェイ(横に移動すること)することがなくなります。

5. 手打ちのスイングの練習

コースを回ると、ティーショットや真っ平らなフェアウェイ以外の場所は、足場に左右されずに打つ必要があるので、体重移動など考えず、基本は下半身固定の手打ちスイングで打つ必要があります。
女子プロゴルファーの横峰さくらも、椅子に座った状態でボールを打つ練習をさせられたとのことです。
しかし、練習場では体重移動をしっかりした理想的な打ち方ばかり練習しています。
実際、コースでの打つショットの9割は、足場の悪いところでの手打ちショットですので、普段の練習でも、下半身固定の手打ちショットも、綺麗に打てるように練習する必要があります。この練習によりコース回った時の安定感が全然違ってきます。

6. 右足全荷重、及び左足全荷重でのスイングの練習

コースを歩くと、傾斜地から打つことがすごく多いです。下りの斜面では略々右足全荷重になりますし、上りの斜面では略々右足全荷重になります。これを想定して、右足全荷重及び左足全荷重でしっかり打てるようにスイングの練習をしておくとより実践的な練習になります。たとえば右足全荷重で素振り20回、左足全荷重で素振り20回、そして、普通の素振りを20回して終わるというようなエクササイズも効果的です。

7. お金のかからない練習法   素振りの勧め

私は、ゴルフにお金をかけずに楽しむことをモットーとしているので、練習は素振り主体です。
学生の頃、6畳1間のアパートに住んでいた時は、近くの公園で素振りをしました。
素振りはタダです。でも、ボールがどの方向に飛んでいくか確かめるため、週一ぐらいで、ゴルフ練習場に行ったりしました。
今でも、ゴルフ練習場に行くのは本当にたまで自分自身の練習は殆ど毎日の素振りです。

60歳でプロゴルファーデビューした古市忠夫さんは、アマチュアの時は、ハンデ0で、クラブチャンピオンを10年ぐらい連続で取ったそうですが、その練習法は、毎日公園でする1時間の素振りと、週一の練習場、月2のゴルフ場通いぐらいだったそうです。

そんなに練習代にお金をかけなくても、ゴルフは練習できますし、上達も出来ます。

素振りの利点はとにかく、マットの表面をぎりぎりかするように打つことがすごくシビアなことです。

練習場で球を打っている時は、球の高さの分だけ、余裕があるので、多少トップしてもナイスショットだったりしますが、素振りは、5mm上を行ったら空振りです。だから、真剣にやるとものすごくミート率が良くなるし、フェアウエイウッドもうまくなるし、フェアウエイからドライバーでも打てるようになったりします。

まだまだ素振りを一生懸命やっている人が少ないように思います。
コースで素振りしまくっている人は、まず殆ど家で素振りしません。

ただで上達できるのですが。

 

次は、第6章【コースで良いスコアで周る方法】

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